Robert McKimのレリーフ@Stanford

いぜんのエントリーでStanford Design Programそしてd.schoolの源流ともなった、Robert MckimによるVisual Thinkingを紹介しました。
Robert McKimによるVisual Thinking

先日、StanfordのCDRおよびd.schoolを訪ねる機会がありました。
案内をしてくれたWendy Juさんに、
「Robert McKimのfanなんだ、アイデアキャンプっていう本書いた時に参考文献にも載せたんだ!」
と伝えたらとても喜んでもらえて、
「学生が銅でつくったBob(Robertはボブって呼びます)のレリーフがあるよ!!」
とのことで見せてもらいました。

授業が行われている教室にそーっと入ってレリーフを見せてもらいました。
なんと「NATIONAL MONUMENT」と書いてあります(笑

IN THIS ROOM ROBERT H MCKIM TAUGHT COUNTLESS STUDENTS THE ART OF VISUAL THINKING.
HIS SPIRIT IS FOREVER HERE AND THOSE WHO STROKE HIS HEAD WILL EXPERIENCE HEMISPHERIC FUSION AND OTHER RELATIONS.

とあります。素晴らしいですね。

d.schoolはStanfordのプロダクトデザインが源流となっています。二つの建物の上に屋根を掛け吹き抜け空間を作っていますが、1つの建物がMechanical Engineering Design Group、吹き抜けともう1つの建物がd.schoolという使い方になっています。その境目にはこんなグラフィックが。

レリーフが飾ってあるのは、Mechanical Engineeringの建物の2階の教室でした。

訪問した際にはちょうどDavid Kellyが自分の古いシボレーを磨いていました。d.schoolについてはまた別のエントリーで紹介したいと思います。


75mm x 50mm ポストイットを名刺ケースで持ち運ぶ

アイデアキャンプを実践されている方のブログでオリジナルの道具の使い方を紹介いただいています。
雑談キャンプを使ったキックオフミーティング

75mm x 75mmのポストイットはすこし持ち歩きにくいところがありますが、75mm x 50mm のポストイットを名刺を注文した時に入ってくるケースに入れて持ち運びをされているとのこと。なるほど!その組み合わせは気が付いていませんでした〜

オフィスで雑談キャンプをする時に、A4のノートを見開きにしてホワイトボードの替わりに使っておられます。

「あくまで普段の雑談を普段よりも少しクリエイティブにというものですので、今でもオフィスにあるもので、ノートにマインドマップもありでしょうでしょうし、名刺サイズの紙に書いて並び替えながら雑談するのもいいと思います。」

とのこと。嬉しい限りです!


働き方を考える練習キャンプ:イトーキのみなさんと

先月のことになりますが、イトーキの労働組合の方々といっしょに秋葉原の3331へアイデアキャンプに行ってきました。

労働組合というとかつては春闘や賃上げ等のイメージだったと思いますが、最近は役割がすこし違ったものになっているそうで、イトーキの労働組合では特に周りの仲間の働き方に関心が高い方々が参加されているとのこと。
色々な職種・職場の方が支部委員として月に1回ほど集まっておられるそうで、そのメンバーであたらしい働き方を発想してみようということになり、まずは練習としてのトレーニングキャンプにでかけました。

営業、デザイン、情報システム、など色々な部署の方々に参加いただきました。
4、5人のグループ4つに分かれて、

  • 2人組になって傾聴
  • 各自でマンダラート+共有
  • 休憩+3331の中を散策
  • みんなで写真を使ったランダムインプット
  • みんなで投票
  • 各自が上位3つの絵を描く+みんなでヨリ良く
  • 1つを発表

というプログラムで、みなさんにアイデアを出し合ってもらいました。それぞれの発想法に合わせて、A1段ボール、プラスチック画板、A5の紙、75mmポストイットを使い分けました。

3331にはいくつかレンタルスペースがありますが、寒い日でもあったので、温かいお茶が飲めるよう、ガスコンロが使える準備室という部屋を借りました。火があるというのはまた違った場所になるもので、持ち寄ったお菓子を食べながら温かい紅茶で、ほっこりした休憩時間を過ごせました。

休憩は1時間と少し長めに時間をとりました。3331で催されているさまざまな展示を見ることができましたが、何か目的があって絵や写真を見るのとは違って、偶然に出会った作品からは、いつもとは違う刺激になるようにも思います。

翌週に仕事に戻られた後に、あらためてメールで感想を集めていただきました。
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「場所の選び方、ワークの選び方によって出てくるアイデアも違う、アイデアも仕事も段取り8割だな~と感じました」 
「一見関係ないと思えることでも、面白さを見つければ、それらが繋がりあってアイデアに変わることもあると気づきました。アイデアキャンプ後も「写真を見て一言」のワークをイメージしています」
「場所も含めてよかったです、これをきっかけに考えることをもっと楽しみたいと思いました」
「ちょっとしたアイデアでもそれが集まって形を変えることですごいアイデアを生む可能性があるということがわかりました。」
「アイデアは天の恵みではなく、方法でなんとでもなる。というのを実感しました。日常の生活の中(写真)であんなにアイデアが出てくるなんて、普段の生活にアイデアが溢れてるので、やり方次第だなと思いました。」
「最初は、他人に発表するわけでもないアイデアを書き出すだけでも苦労していたのが、最後は、大喜利で挙手して回答できる様になりました。短時間で、ここまで変われるのかと、自分でも驚きです!!」
「リラックス状態が最高のアイデアを産むと実感できました。日々、追い込まれがちですが、積極的にリラックス状態を創らないとダメと感じました。これからは、◎快議室 ×会議室です。」
「今まで自分は比較的頭が柔らかく色々な発想をしているなと考えていました。ただアイデアキャンプを実践して、実は方にはまった考え方を踏んでいたことに気づかされました。今回つかった手法や他のアイデアの発想法、まとめ方を学んで実践してみようと思います。」
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とのこと。うれしい限りです。
その場では「会社でも集まっているけど、こんなにみんなが笑っているのを見たことがない」とコメントをいただきましたが、それもとても印象的でした。

また色々な方といろんな場所へアイデアキャンプに出かけてみたいと思っています。


IDEA HACKS!2.0

お馴染みIDEA HACKSシリーズの最新作「IDEA HACKS!2.0 」が昨年の12月に出版されました。

その中でアイデアキャンプの「チームサイズ文具」にふれていただいています。
ありがとうございます!!


ウメサオタダオ展@お台場

昨年の春に大阪のみんぱくで開催されていた「ウメサオタダオ展」が、東京・お台場の日本科学未来館で2月20日まで開催されています。先月のことになりますが、内覧会に伺いました。

知的活動とは何かを論じた「知的生産の技術」はロングセラーを続けています。「発想法」の著者である川喜田二郎氏と梅棹忠夫氏は、中学・高校・大学の山岳部で同級生でもありました。
お二人は登山活動を共にしながら、野外でのフィールドワークを行う方法と得られた情報から新たな視点を発想する方法を切磋琢磨しながら考えていたようです。
その成果が「知的生産の技術」「京大式カード」「こざね」ですが、そこに至るには梅棹氏の卓越した観察眼(生物学を専攻された方らしくとてもスケッチがお上手です)と何でもメモと取る圧倒的なマメさが、こうした方法に至ったのだということを、この展示で実感することができます。

B6サイズの京大式カードにスタンプを押して持って帰れたり(以前みんぱくにお邪魔した際には、梅棹氏が実際に使っていらしたものと同じカードをお土産に頂きました)、

こざね法で使う名刺大のカードを使って実際に発想をしてみることが出来ます。

文房具を持ってフィールド(現場)へ出かけ、違うサイズの紙を使い分けながら発想する。
そうしたスタイルの大先輩である知の巨人の肩に乗って、人類の未来を発想していきたいものです。

開催は2月の20日までです。新橋からゆりかもめに乗って行かれる方は、パナソニック汐留ミュージアムで開催されている「今 和次郎 採集講義 展 – 時代のスケッチ。人のコレクション。-」に立ち寄るのもお薦めです。