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IDEA CAMPの三つの柱
IDEA CAMPには、三つの柱があります。それは、ツール(道具)、サイト(場所)、プロセス(手順)です。
ツール
野外キャンプでテントや飯ごう、シュラフやツーバーナーストーブなどを使って野外活動を楽しむように、アイデア発想でもいろんな道具を使います。
IDEA CAMPで使う道具は、A0・A1・A2サイズの大きめの段ボール、A3からA7まで色々なサイズの紙やポストイット、イーゼルといった文房具です。
IDEA CAMPでは、様々な大きさと役割の文房具を組合わせながら、アイデアを出すための空間的な環境を自分達でダイナミックにつくり出してゆきます。
様々なサイズの紙が空間的にレイアウトされることで、文房具というパーソナルな枠組みを超えて、人と人の関係性やチームワークといった組織の単位で使う道具として機能します。
IDEA CAMPプロジェクトでは、こうした誰でも簡単に手に入れられる道具の新しい使い方や、オリジナルツールの開発などを行っています。
サイト
野外キャンプでは日常生活から離れた場所で活動することに意味があるように、IDEA CAMPでもオフサイトと呼ぶ日常から離れた場所で実施することに意味があると考えています。
「アイデアとは既存の技術の組み合わせ以外の何ものでもない」[1]のだとすれば、ふつうは関連のなさそうなモノやコトの新しい組み合わせ方を生み出すことが、アイデアを発想する基本になります。
普段の場所だとどうしてもインプットや発想がいつもと同じようなものになってしまいがちなので、あえて日常から離れることは重要な方法のひとつです。
思考は脳だけでなく身体も行っているのだと考え、自分をいつもとは違う文脈の中に置き、さらには五感を刺激することによって、新しい組み合わせ方を生み出す可能性を高められることでしょう。
IDEA CAMPプロジェクトでは、アイデア発想にふさわしい「場」のあり方を多様な角度から検討しています。
プロセス
最後はプロセス(手順)です。道具と場所だけあっても何かが起こるわけではありません。アイデア発想のためにはそこで行われる行為が必要です。
野外キャンプを例に考えると、例えば「焚き火」には、薪と火というツールと、ファイヤプレイスというサイトに加えて、ダンスや親密な会話といったようなプロセスが加わって人と人の関係性に変化をもたらします。あるいは、サツマイモとアルミホイルという新たな道具が加わると食事というプロセスがその場所に生じたりします。
このように、ツールとサイトとプロセスは不可分であり、アイデア発想においてもこのことが当てはまります。
IDEA CAMPプロジェクトでは、独自のツールとサイトのよさが最大限に発揮され、より豊かなアイデア発想につながるプロセスを探求しています。
[1] ジェームス W.ヤング アイデアのつくり方 TBSブリタニカ (1988)
