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	<title>IDEA CAMP</title>
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	<pubDate>Sun, 06 Sep 2009 10:36:47 +0000</pubDate>
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		<title>草にすわる</title>
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		<pubDate>Sun, 02 Aug 2009 01:57:59 +0000</pubDate>
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八木重吉という詩人の「草にすわる」という詩をご存知ですか。最近は小学生の教科書にも載っているそうです。
●
わたしのまちがいだった
わたしの　まちがいだった
こうして　草にすわれば　それがわかる
●
草が「わたし」の心を振り返らせた瞬間を、1つの空白だけで表現しているような、鋭さをもつ詩。
空白がある文章が1行目にあるのと2行目にあるのとが掲載されている本によって違うようで、どちらが正しいか議論がなされているようです。空白の場所が違うとまた、「わたし」との向き合う時間の感覚がちょっと違いますね。
●
わたしの　まちがいだった
わたしのまちがいだった
こうして　草にすわれば　それがわかる
○

詩の初稿はまた違うみたいです。自分自身を傾聴している感じが出ているかと思います。
　私のまちがひだった
　私のまちがひだった
　こうして　草にすわれば　それが　わかる
　この　草は　しづかだもの
　（『秋の瞳』「草にすわる」初稿）

●
この詩が思わぬ本の中で紹介されていました。
　見田宗介　社会学入門　- 人間と社会の未来　岩波新書
です。



本も草のうえにと思い、草の模様のクッションの上にのせてみました。

この本の４章「愛の変容／自我の変容」の中で、新聞の読者の短歌の欄の作品を二〇年分を通読し、愛：他者との関係の変容と自我：自身との関係の変容を日本社会の変動とともに論じています。その章の最後の節で、二つの短歌を論じる際にこの詩について言及されていました。
●　p.112
ためらわず車椅子ごと母を入れナース楽しむねこじゃらしの原　吉田方子
「愛」ではなく奉仕ではなく献身ではなく親切ではなく感謝ではないような仕方で、三人は自由に結び合っている。「草にすわる」という八木三重吉の短い詩は、草にすわる、という単純なただそれだけの行為が、自己と他者との関係の拮抗性をふしぎに消去してゆく機微を鮮明に記していますが、ねこじゃらしの原に酩酊することで、人と人との間に敷かれているという暗い国境がやすやすと越えられている。けれどもそれは、異質の他者を排除して安心する共同体ではなく、異質の他者が、自由に結合し呼応し共歓する交響体ともいうべきものです。
それぞれにそれぞれの空があるごとく紺の高みにしずまれる凧　渡辺松男
＜孤高＞ではなく＜連帯＞ではなく、複数の存在が存在しっている仕方。
「ねこじゃらしの原」の楽しさと「それぞれの空」の潔さとを組み合わせてみた方向に、わたしたちは、少なくとも現在よりもよい社会のあり方を思い描いてゆくことができる。
●
ここでの交響体と共同体の他にも、社会の存在の形式として、連合体と集列体があげられています（p.18）。



p.18 社会の存在の4つの形式

共同体は伝統的な家族共同体や氏族共同体、集列体は私的な利害追求にもとづく競合がせめぎあう市場のような社会、連合体は「会社」や「団体」など個々人の自由意志で特定の利害関係や関心の共通性相補性等によって結ばれた社会、交響体は個々人が人格的に呼応し合うという仕方で存立する社会、と分類されています。
こうした社会の変遷を歴史的に俯瞰しつつ、社会はどこへ向かうだろうか？というのが本書のテーマです。
グローバリズムや市場原理主義の進展とともに、共同体と連合体が、集列体へと引き寄せられているようにも思います。
明治以降の近代化は、共同体のメンバー（農家の次男三男）を意図的に連合体へと吸収していったと要約できるでしょう、その変遷がとても分かりやすく説明されています。その変化があまりにも欧米諸国よりはやい（三倍速ぐらい？）ために、連合体は共同体としての性格を強く持っている（た）と思います。
このブログにとって分かりやすい交響体の例として以下のような記述があります。
● p.193
現代の雰囲気のよい職場の「同僚」の関係というようなものも、相互の適切な「距離」の尊重と配慮ということを基底としながら、直接にそれが歓びであるような会話や協同を、時に応じて楽しむことのできる場所である。
さまざまな制度の内部や外部につくられるゼミナールやサークルのような集団も、他者の自由の相互の尊重という形式を優先する原理として基底におきながら、可能な限りの歓ばしい交響性の濃度や淡度を楽しむことのできる空間／時間として経験されることができる。
●
他者の存在が、歓びの源泉であると同時に苦しみの源泉でもあるという両義性を踏まえ、交響とルールをどう共存させてゆくか。これはさまざまな社会に属するメンバーそれぞれが考えるべきテーマでしょう。
●　p.20
近代、現代社会は、＜諸連合体・の・集列体＞という構造を骨格としつつ、即自的、および対自的な種々の共同体を内包し、またたえずあたらしく形成しつつある。
また仮に、社会の「交響体」的な存立の形が地表をおおう時代が来たり得るとしても、それは単一の交響体ではなく、多様な＜諸交響体・の・連合体＞として、重層的にのみ構想されうる。
●
アイデアキャンプは、そんな重層性をつくりだす方法のひとつでありたいと思っています。
みんなで、草にすわる。
それは連合体に交響体を重層する何かのきっかけになるのではないか。そんな風に思っています。

追記：
梅棹忠夫のいう、サムライ化（サムライぜーション）と町人化（チョウニナイゼイション）に言及したこちらのエッセイ
オリンピックと日本も交響体としてのスポーツ文化の可能性を語っているのではないか、と思いました。via 私的自治の時代
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		<title>営巣本能を呼び起こす</title>
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		<pubDate>Tue, 07 Jul 2009 07:08:12 +0000</pubDate>
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hi mi tsu ki chi です。帯の甲本ヒロトのコメントもいいですね。
「基地」よりも、「秘密」ってことが大事なんだ。

書店でふと目にとまった写真集がありました。
西宮 大策　hi mi tsu ki chi ヒミツキチ　小学館
こどもたちがつくった「秘密基地」の写真集です。こどもたちが場所を見つけ、自分たちで枝や傘や段ボールなどでつくった秘密基地が13個収められています。西宮さんは2年半の間、100日ほどかけて、東京近郊の少年少女が作った秘密基地を探されたのだそうです。
へぇー、とか、ほほっ、なんてことばにもならないような音が口からつい出てしまうような、ステキな風景が集められています。さらに建築家の中村好文さんがステキな解題を書かれていて、そこでのキーワードのひとつが「営巣本能」でした。
さまざまな知識を持つ専門家がデザインするオフィスや建築は、多様な意図が込められて設計がなされます。その一方で、人間が元から持っているような本能的な生活の空間も、魅力がいっぱいですよね。
田んぼや畑の真ん中に立つ農作業小屋や、地域の風土に合わせて代々作られてきたような土着的な建築など、動物としてのヒトの営巣本能が立ち上げたような空間。そこには、棲む・住むというヒトの営みの原初が見えるような気がします。
現在でもそうした営巣本能が最初に発揮されるのは、子供達がつくる秘密基地やダンボールのお家ではないでしょうか？
ボクの秘密基地は、阪神電車の香櫨園という駅の下を流れる夙川沿いにある公園の大きな松の木の根っこが作った窪みの中にありました。ワクワクしながら友達と秘密基地に集合したものです。
次に引っ越した家は庭が広かったので、ダンボールで使って自分でよく「離れ」を作っていました。といっても、屋根はつくらないで、床と壁があるだけの空間。独りで床に寝転がり、ダンボールの壁で切りとられた青い空を見上げるのが好きでした。
家の大半は、お金を払って借りたり作ってもらったりすることがほとんどになってしまいます。セルフビルドで家を建てる人もいますが、自社ビルをセルフビルドで建てることは聞いた事がありません。オフィスのセルフビルドはたまに耳にするぐらいです。
オフィスビルはOffice Buildingの略称です。ビルディングと言えば、だいたい5階立てより背の高い建物のことを想像しますよね。
でも「build」という動詞は、さまざまな名詞に対して使われます。建物だけじゃなく、ソフトウェアやチームもビルドする対象です。
ビルをセルフビルドは出来なくても、オフィスやチームやセルフビルドしてもいいはずです。中途半端に略さないで、最後までingを付ける方がいいんじゃないでしょうか。働くことは、自分達でオフィスをbuild-ing：構築しつづけること、でもあるはずです。
そんなことをこどもたちの秘密基地の写真を見ていて思いました。



Amazonでも、秘密基地の写真集だけでなく、森井紙器工業(MORIISHIKI)という会社が販売している段ボール簡単工作シリーズ すまいるキッズハウス　を買うこともできます。ボクは家に余っていたようなダンボールでお家をつくっていました。そう思うとかなりゴージャスというか、そういう時代なんでしょうか…。





デザインされたダンボールのお家もあります。
もうちょっと大きな人達もお外で場所を見つけて、秘密基地をつくりに行きましょう！


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		<title>机ナシミーティング</title>
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		<pubDate>Fri, 12 Jun 2009 09:05:29 +0000</pubDate>
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会議がうまくいく法、How to Make Meeting Work!です。英語のタイトルの方が分かりやすい？かも。

会議室には真ん中に机があるのが普通です。大きなテーブルがどーんと置いてある場合もあれば、横に細長い机がロの字型に並んでいる場合もあるでしょう。で、大きなホワイトボードは壁にそって置いてあるか、壁に埋め込んであるのが一般的でしょうか。
人数が少ないのにロの字のままで会議やミーティングが始まったりすることはないでしょうか？フランクなやりとりができるメンバーと一緒の場合は机をよく動かします。
先日も会議室の机を動かしていて、机がないということがアイデアキャンプをやっている時のダイナミズムを生むのではないか？と、ふと思いました。
参加者みんなが発言したり発表したりする機会を持ってもらうには、ホワイトボードなどメンバーが共有する面に対して参加者の距離感を同じようにできる、というのが大事だと思います
。
机がある場合とない場合とでは、そうした状況の作り出しやすが違ってきます。
机ナシの場合、ホワイトボードの書き手の交代が発生しやすくなります。ペンもみんな持っているとなお良いでしょう。
机がある場合は、机の面が情報共有の場所になるべきところです。ただ、どうしても資料やノートを置いたりすると、パーソナルな思考空間へとばらけてしまいがちです。テリトリーが出来てしまうのではないでしょうか。そんな時は、まずは2,3人でA2サイズの紙であぁだこうだ言った後で、また全体で情報共有するのも有効だと思います。もしくは、まずはポストイットで各自が思考を外在化してから、それを全体のボードに共有する。
つまり、パーソナルに並列に書ける状況をつくりだしつつ、状況に応じて共有モードに切り替える、その自由度を保っておくということでしょうか。
机ナシミーティングに言及している本がありました。
マイケル・ドイル, デイヴィッド・ストラウス　会議が絶対うまくいく法　日本経済新聞社、です。
12章　会議の場所・座り方のコツ、という章の中に「テーブルはいらない！」というサブセクションがあります。
●
椅子の配置は会議に大きな影響を与える。五人から三〇人くらいの会議では、円形か半円形に配置することが多い。円形が一般的だが、それには欠点もある。インタラクション・メソッドには半円形が最適だ。その理由は次節で述べる。
テーブルの配置も同様だ。顔を見ながら緊迫した形での会議を望むのなら円形が望ましい。だが、協力しながら問題解決をはかる会議にしたいのなら、テーブルを囲んで座ってはいけない。開放的な雰囲気、親密な感じ、相手を理解しようとする雰囲気をつくるためには、ファシリテーターと出席者の間に何も置かないこと。テーブル、演壇、机などは置かない。わざと垣根をつくらなくても、信頼関係を打ち立てるのはそもそも難しいのだから。
たいてい人は目の前にテーブルがないと居心地が悪いと感じる。だが、テーブルはメモや飲み物などを置く場所であると同時に、自分を守る防波堤となる。テーブルがあると出席者がたがいに距離をおくようになるし、半円形が大きくなるから、親密さが失われる。書類が目の前にたくさん置いてあると、それを読んだり、いたずら書きをしたりして注意散漫になるものだ。インタラクション・メソッドでは会議メモがあるのだから、個人が紙を広げて書くスペースは不要だ。
●
と述べています。とても共感しました！。ここでは、ファシリテーターと参加者とのインタラクションが重視されています。
アイデアキャンプでは、最後だけちょっと違いますかね。ファシリテーターがいる場合でも、ここでの会議メモに相当するものは、みんなが各自で書いたものもどんどん共有されるのが良い気がしています。ので、机ナシミーティングでも、いつも手元で書けるようにペンとクリップボードを全員分準備しておけるのが良いかもしれません。



クリップボード上で書いたポストイットを段ボールボードで共有している様子です。この時も机ナシミーティングでした。
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		<title>文房具と心の働き</title>
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		<pubDate>Wed, 03 Jun 2009 07:06:44 +0000</pubDate>
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「片岡義男　なにを買ったの文房具。」です。「文房具を買いに 」という本の続編。

作家の片岡義男氏の名前を聞いて、クールな恋愛小説を思い出される方も多いのではないでしょうか。僕もそのひとりです。
オートバイに乗り始めた大学生の頃、西荻窪の小さな本屋でよく単行本を買い求めたものでした。「彼のオートバイ、彼女の島」「長距離ライダーの憂鬱—オートバイの詩」。青春時代が甦りそうです（笑）。
現在は英語の翻訳、エッセイや写真などでも活躍しておられます。近著のひとつが「なにを買ったの? 文房具。」です。
いろいろな文房具と、出会い向き合った時の、さまざまな心の動きが、小気味良い文体でつづられていきます。
最初の文章からとても刺激的です。
●　p.2
いま僕は一本の鉛筆を手にしている。ひとり静かに、落ち着いた気持ちで、指先に一本の鉛筆を。たいそう好ましい状態だ。少なくともいまはひとりだけでここにいる自分というものを、その自分が指先に持つ一本の鉛筆は、すっきりと増幅し際立てていてくれる。いまきみは孤独だ、とその鉛筆は僕に言ってくれている。
孤独な僕は、I think better with a pencil in my hand.というワン・センテンスを思い出す。鉛筆を手にしていると自分はより良く考えることができる、という意味だ。ずっと以前にどこかで読み、それ以来いまも忘れずにいる。
考えるためには、人は孤独であるのが、もっとも好ましい。考えるとは、心が精神作用を営んでいく過程の、ぜんたいだ。考える営みとは、心とその働きそのもののことだ。そして心にとって最高にクリエイティブな状態は、孤独より他にあり得ない。
●
オートバイ好きだからでしょうか、僕はずっと色んな人と一緒にいるとちょっと疲れてしまって、ふらっと独りになりたくなるタイプです。
アイデアキャンプでも、グループで話す時間だけでなく、独りになる時間を大切にしています。考える時間とあたまを空っぽにする時間。それぞれに。
本のはじめの方は、書くものについての文章と写真。鉛筆、鉛筆けずり、ペン、クレヨンや色鉛筆が色とりどりに並べられてゆきます。
そして中盤では、書かれるもの、ノートへ。サイズ、綴じ方、厚み、紙質など、何種類ものノートが紹介されていきます。



本書ではノートではなく、「ノートブック」ということばが使われています。1枚1枚の紙がどうひとまとまりになっているか、ということへの意識が高まっているのですね。



さまざまなノートブックを紹介しながら、ノートブックと思考の関係について、
●　p.55
大量のノートブックをなぜ十年間に寝かせておくのか。買い込む冊数が使う量をはるかに超えているからだ。ではなぜ、そんなことになるのか。ノートブックが僕を呼ぶからだ。呼ばれれば僕は応える。
●
や、
●　p.68
ページの上部をスパイラルで綴じたライティング・パッドが何種類か続く三点の写真のなかにある。横綴じのノートブックを使うときとは、また違った心の働きを引き出してくれるような気がしているから、天綴じのものを見逃すことはできない。
●
といった描写がなされています。
使う道具によって、心の働きがちがう。ある心の働きにあうような文房具を選び、また、文房具が呼びかけてくる心の働きに応じてみる。そんなダイナミックな関係を意図的に持とうとされているのではないでしょうか。
アイデアキャンプで色々なサイズの紙を並行して使おうとしているのも、多様な文房具で個人の多面的な思考を引き出しつつ、個とグループの思考をつなげたい、と思っているからです。
ヴィゴツキーの言う心理的道具もしくは知能増幅機器としての、書くものと書かれるものの組合わせ。どんな道具を選ぶかで、走り出す心の働きは違ってきます。弘法は筆を選ばないかもしれませんが、さまざまに使い分けても良いでしょう。
あとがきにも素敵なことばが綴られています。
●
どの文房具もそれぞれに所定の機能を持っている。そしてその機能は、可能なかぎり多くの人にとって、可能なかぎりたやすく発揮させることができるよう、もっとも単純でありつつ同時にもっとも確実な作動の構造へと、転換されている。生産や創造からどんなに遠くとも、どれほど間接的であろうとも、文房具を使うあらゆる人に対して、生産や創造への関与が期待されている。人間の文明を人間が担いつつ前進させていく過程への期待が託された様子を、すべての文房具の造形に見てとることができる。文房具は人間の文明を肯定している。肯定するだけではなく、肯定に支えられた前進や展開、拡大、開拓などを、全面的に期待もしている。
●
鉛筆から始まって、文房具と心の働きが走る行く先は、人間の文明でした。素敵なツーリングを片岡義男さんとさせてもらった気分です。いつかそんな日が来ることを夢見て。



かつての作品に「ノートブックに誘惑された」という小説があります。本棚の奥にしまっておいた、かつての思い出をひっぱり出してきました。他の作品とは、すこし違う趣きの小説です。
カバーの裏に内容がこう紹介されています。「1冊の美しいノートブックが彼を誘惑する。私を手に取って。私を所有して。私のページを開いて。私になにか書いて。誘惑に負けて彼はノートブックとともに過ごしていく。いろんなことを書きとめる。それはやがてエッセイになったりストーリーに姿を変えたりする。ノートブックのまだなにも書かれていない清冽なページと、書き味の良い筆記具。すべてはここから始まる。」
この二冊の関係がちょっと見えてきました。かつてのファンならではですね。どういうシーンでどんな文房具が出ているか。「なにを買ったの？文房具。」を読んだ後であれば、また違う心が働きそうです。




僕が普段持ち歩いているペンとノートブックです。ノートブックは、コクヨのリングノート。ミシン目が入っていて切りとりやすく２穴が空いているタイプ、フィラーノートの無地です。移動時のメモやスケッチ用には、ロディアの#11。ペンは細身が好みで、三菱のsignoの0.28mmとPILOT、HI-TECH-Cの0.3mmを使い分けつつ、三色ボールペンや3Bの鉛筆なんかも。どんな心の働きを呼んでくれているでしょうか。
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		<title>みんなで知能増幅：GIA?CIA?</title>
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		<pubDate>Fri, 08 May 2009 03:33:17 +0000</pubDate>
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思想としてのパソコン　です。古い時代の文章が集められていますが、それらの解説をしている西垣通氏の序章も素晴らしいです。今読んでも新鮮というか熱さをビンビンと感じます。
コンピュータが出始めの頃、といってもWindows95が出たとかの頃ではなくって、1950から60年頃のお話。
コンピュータは人が考えるということを代替することができる、いや、人とコンピュータは違うんだ、というさまざまな意見が交わされていました。それぞれの考え方が、人工知能 AI : Artificial Intelligenceと知能増幅 IA : Intelligence amplificationです。
IAは、ウィリアム・ロス・アシュビーという人の1956年の著書で使った &#8220;amplifying intelligence&#8221; という言葉が元になっているそうです。&#8221;The Computer as a Communication Device&#8221;という論文で遠隔地とのネットワークアプリケーションを提案し、インターネットの概念を提示したようなリックライダーという人もいました。遠くの人と一緒にIAしよう、ということですね。
この頃に人とコンピュータの関係についてのさまざまな概念が提示されて、今に至っているんですね。
『思想としてのパソコン』という本で、その時代の先人達の思想を見ることができます。数学者やエンジニアも社会を熱く語っていた時代ですね。
特にリックライダーはグループで考えるための道具を考えていたようで（軍事目的だったということもあるんですが）、大型の机や壁をディスプレイとするDesk-Surface Display and ControllやComputer-Posted Wall Displayという考えを表明しました。でも、まだパンチカードでデータを入力したり、ディスプレイも無い時代です。むかしのSFみたいにカタカタと紙がプリントアウトされる頃に、そんなことを考えていたんですね。
アイデアキャンプも仲間と集まった状態での知能を高めるための道具の使い方と環境の作り方でありたいと思っています。それは、Group Intelligence amplifierとでも言えるでしょうか。GIA。Collective Intelligence amplifierだとCIAです。急に怪し気な響きになりますですが（笑）。
大前研一氏による著書には集団IQなんてコトバも出ていますね。
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		<title>エスノグラフィックなインプット</title>
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		<pubDate>Sat, 28 Feb 2009 06:41:02 +0000</pubDate>
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みんなであらかじめ撮影しておいたインタビューをビデオで見ています
豊かなアイデアを生み出すには、どんな情報をインプットするかが重要です。
インプットの方法はいろんな方法がありますが、ここではエスノグラフィという手法にヒントを得た方法を紹介します。
エスノグラフィというのは、もともと人類学で発展した手法です。人間の深い理解のために、伝統文化の中に観察者が入り込んでいき、時には生活を共にしながら、インタビューや観察を行うというものです。その結果書かれた観察対象文化に対する記述をエスノグラフィ（＝民俗誌）といいます。
最近では、この手法を通常のビジネスに活用しようとする動きがあります。人類学のエスノグラフィと比較すると、観察対象が伝統文化ではなく、ビジネスが対象とする製品やサービスの利用現場となり、観察期間も人類学のエスノグラフィと比較すると現実性を考慮して短くなります。
ビジネスの世界では、定量的なデータを重視する傾向にありましたが、最近では、定量データだけでは、ユーザの実態がつかみきれないということで、定性データにも注目が集まっていて、エスノグラフィもこの流れの中で注目されてきています。
アイデアキャンプにエスノグラフィの要素を持ち込むにはどうすればよいでしょうか。いくつかの方法が想定されます。
１）実際に関係者にキャンプの場に来てもらい話をしてもらう
２）インタビューの様子を映像や写真に納め、キャンプの場で共有する
３）観察対象者に対して、自由回答が中心の定性的なアンケートを事前に記入してもらい、キャンプの場で共有する
実際のユーザの生声を聞くという観点では、１）も良質なインプットになりそうですが、エスノグラフィの本質は、観察対象者の文脈（コンテキスト）に入り込むということなので、２）の方が、観察対象者が話していることに加えて、その周辺にある状況を踏まえたインプットが可能になり、より豊かなインプットになることでしょう。観察対象者がどうしても素性を明かしたくないということであれば、３）の方法を有効ですが、質問文などの問いかけの設定を入念にデザインする必要があります。
エスノグラフィによるインプットの優れたところは、自分の想定を超えたインプットが得られ、自分が思い描いていた思考の枠組みを取り外すことができることです。これをリフレーム（re-frame）効果と言ったりします。
豊かなアイデア発想や、これまでにない新しい発想を得るためには、自分たちがもっている既存の思考のフレームをどのように壊していくかが重要になり、エスノグラフィックなインプットはそのための一つの有効な方法です。
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		<title>個人と集団の境界サイズ</title>
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		<pubDate>Sat, 28 Feb 2009 06:40:46 +0000</pubDate>
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ブレインライティングを行うのに、A2のボードを使ってみました。
なぜA2サイズなのか？それは個人と集団のちょうど中間にあるサイズであり、個人の閉じた作業になりがちなブレインライティングのプロセスにグループダイナミクスを持ち込むことができるからです。
通常、個人で作業するとき、例えば個人用のノートは大きくてもA4くらいまでです。一方、集団で議論をするとき、例えばホワイトボードは畳一畳（180センチ×90センチ）くらいのサイズになります。
A2やA1というサイズはちょうどその中間にあたります。A1になるとさすがに一人で持つには大きすぎるので、A2くらいが個人でハンドリングできる最大の大きさと言えるでしょう。

個人作業の雰囲気が場に染み出す
この時は、ブレインライティングのプロセスの中で、A6のはがき大の一つのアイデアを書き、それをA2のボードに貼付け、別の人に回していくという方法を取りました。
A2で作業することで、個人作業なのにもかかわらず作業をしている感が空間性を伴って周囲に伝わっていきました。大きめの個人作業スペースで作業することで、周囲の作業の様子が自然と目に入り、自分の作業によい影響を与える他、作業ペースが可視化されることで、アイデアの数が増ていく様子を確認でき、集団としての達成感が生み出されます。
アイデア発想において、情報の身体化、空間化、可視化が重要になりますが、A2サイズを使った作業もこういった条件を満たすものの一つではないでしょうか。
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		<title>ストーリーで考える</title>
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		<pubDate>Sat, 28 Feb 2009 06:40:26 +0000</pubDate>
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参加メンバーの前でストーリーテリング
アイデアを具体化する時、さらにそれを第三者に伝えていく時にストーリー化する、物語化するということが有効です。
物語の効果には主に、１）実現可能性の検証、２）印象に残るアイデアとして伝わるという二つの要素があります。
１）実現可能性の検証
アイデアによってはたった一行でも燦然と輝くすばらしいアイデアに見えることがあります。しかし、しばらく経つとその輝きが急速に薄れてしまい、最初の印象は単なる思い込みでしかなかったのではないかということもしばしば。
そういう時は、アイデアをストーリーに膨らませてみて、本当にユニークかどうか、また実現性があるかどうかを検証してみるとよいでしょう。
ストーリーにする時は、複数のアイデアの断片を組み合わせてみるのも効果的です。よく似たアイデアの断片が立体的に組み合わされ、より説得力のあるアイデアに昇華していく可能性があります。
２）印象に残るアイデアとして伝わる
ストーリー化されたアイデアは、人の記憶に印象深く残りやすいという特徴もあります。
世の中を動かすアイデアの特徴について書かれた「Made to Stick（邦題：アイデアのちから）」の中の６つの要素の一つとしても物語性（Story）が挙げられています。
ストーリー化されたアイデアは、第三者に伝える時もリアリティを持って伝えやすくなりますし、伝えられた方も覚えやすいというメリットがあります。
ストーリーを新規事業開発の際に利用した事例として、スープのフランチャイズチェーンである「Soup Stock Tokyo」の創業時の企画書が物語形式であったことが有名です。
「Soup Stock Tokyo」の運営会社であるスマイルズのホームページの会社沿革のところにも、そのことが記載されていて、スマイルズの歴史の中でもインパクトの大きな重要な出来事として位置づけられていることがわかります。
http://www.smiles.co.jp/index.php?page=history&#38;nav=company
創業者の遠山正道氏の著書「スープで、いきます 商社マンがSoup Stock Tokyoを作る」にその内容が収録されているので興味がある方は一度見てみるとよいかも知れません。
当然ながら企画書作成当時は世の中になかった事業ですが、あたかも10年後の今日の姿を創造しているかのような、そんなリアリティに満ちあふれたすばらしいストーリーです。
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		<title>クリップボード</title>
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		<pubDate>Sat, 28 Feb 2009 06:40:10 +0000</pubDate>
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アイデアキャンプは必ずしもテーブルと椅子が完備されたところで行えるとは限りません。時には床に座って作業をしなければならない時もあります。畳の空間だったり、屋外でテーブルが十分用意できないこともしばしば。
そんな時に役立つがクリップボードです。ちょっとした個人作業をするのにも、下敷きがあるのとないのとでは大違い。作業がぐっとはかどります。
気軽に作業スペースを変えながら、気持ちよい場所で考えられるのもポイントですね。
通常はA4のものがほとんどですが、探せばB4やA3といった大きなサイズのものも市販されているようです。
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		<title>散策の効果</title>
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		<pubDate>Sat, 28 Feb 2009 06:39:53 +0000</pubDate>
		<dc:creator>hri</dc:creator>
		
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発想と散策には強い結びつきがあるように思います。机に向かって集中しているときよりも、関係のない別のことをしていて新しいことを思いついたという話には枚挙に暇がありません。
アイデアキャンプがオフサイトを重視するのもこのような背景があるからです。
オフサイト発想をさらに追求していくと、オフサイトに行ってもその中で、さらにレーンチェンジというか、サイドチェンジというか、発想の場所をシャッフルすることをおすすめします。
発想プロセスは、普段とは異なる思考回路を使うため、短い時間でもかなり疲れてきます。そんな時にはセッションとセッションの合間を使って、近所の散策に出かけます。
自然豊かなオフサイトであれば、自然に囲まれリラックスすることができるでしょう。街の中のオフサイトであれば、作業スペースにはない新しい刺激を街から得ることもできるかも知れません。
アイデア発想の経験値として、決められたプロセスに従って集中して考えた後に、ちょっとした弛緩の時間があると、そんな時に限って発想がふわっと広がっていくことがあります。
この効果を活用するために、フォーマルとインフォーマルをスイッチしながら、キャンプを進めることが効果的です。散策はこのインフォーマルな時間の使い方として有効なプログラムの一つです。
散策中の仲間とのなにげない会話の中から新しい発想が生まれるかも知れません。時には一人になって内省モードに入ってもいいかも知れません。環境からの刺激がまるでシャワーのように心地よく、脳の発想回路を刺激するのです。
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