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ウメサオタダオ展@お台場

昨年の春に大阪のみんぱくで開催されていた「ウメサオタダオ展」が、東京・お台場の日本科学未来館で2月20日まで開催されています。先月のことになりますが、内覧会に伺いました。

知的活動とは何かを論じた「知的生産の技術」はロングセラーを続けています。「発想法」の著者である川喜田二郎氏と梅棹忠夫氏は、中学・高校・大学の山岳部で同級生でもありました。
お二人は登山活動を共にしながら、野外でのフィールドワークを行う方法と得られた情報から新たな視点を発想する方法を切磋琢磨しながら考えていたようです。
その成果が「知的生産の技術」「京大式カード」「こざね」ですが、そこに至るには梅棹氏の卓越した観察眼(生物学を専攻された方らしくとてもスケッチがお上手です)と何でもメモと取る圧倒的なマメさが、こうした方法に至ったのだということを、この展示で実感することができます。

B6サイズの京大式カードにスタンプを押して持って帰れたり(以前みんぱくにお邪魔した際には、梅棹氏が実際に使っていらしたものと同じカードをお土産に頂きました)、

こざね法で使う名刺大のカードを使って実際に発想をしてみることが出来ます。

文房具を持ってフィールド(現場)へ出かけ、違うサイズの紙を使い分けながら発想する。
そうしたスタイルの大先輩である知の巨人の肩に乗って、人類の未来を発想していきたいものです。

開催は2月の20日までです。新橋からゆりかもめに乗って行かれる方は、パナソニック汐留ミュージアムで開催されている「今 和次郎 採集講義 展 – 時代のスケッチ。人のコレクション。-」に立ち寄るのもお薦めです。


アイデアキャンプ in せんだい ミニレポート

先週の11月12日(土)にハーマンミラー エルゴキオスク 仙台にてアイデアキャンプを開催してきました。前日は雨が降っていて肌寒かったのですが、土曜日にはすっかり晴れて、街中へ出るにもとても良い陽気でした。

ファシリテーションはせんだいスクール・オブ・デザイン本江校長といっしょに。「小さなモニュメント」というお題を出しました。忘れたいけど忘れてはいけない記憶を留めるために記憶を環境に預けておく、そんな小さなモニュメント。

今回は特に、街の中で出会った「偶然を楽しむ」ことで、アイデアを出し合いましょう、という話をしました。

4人ずつのグループに分かれて、まずA3の地図を見ながら、なんとなく気になる場所やちょっと行ってみたいと思う場所を、細く小さいポストイットで共有してもらいました。

そして、その場所へ出かけて道すがら気になったものをポストイットに書き出しながら、街を歩いてもらいました。また行った先でも気になったことを話しあえるよう、A2の段ボールボードも持って出かけてもらいました。

戻ってきた後に、メンバーそれぞれが何が気になったかを再度振り返りながら、街中で出会った気になったものを下に、アイデアを出し合ってもらい、グループごとに発表をしてもらいました。

ダイエー*足跡、電気のたこ足*ステッカー、飛行機雲*震源地、地震を耐え抜いたお店の改修跡など、おそらく会社の会議室や大学の教室では出てこなかったようなアイデアが発表されました。

街中を歩きながらお互い気になったことを口にして書き出すことは、自分では些細な事を口にしたと思っても、誰かのアイデアの種になるのはモチロンのこと、実は自分がとても気になっていることの表れだったりするものです。外部を探検しているようでありながら、自分の内部の探検の入口に立っていた、なんてこともあります。

いろいろな視点の発想が出てきて、アイデアそれぞれが興味深かったです。

家具に詳しい方なら、写真に映っている椅子にすぐ目がいくことでしょう。色とりどりのイームズのシェルチェアが並んで、室内もとても楽しい雰囲気の場所でした。カラフルなポストイットを使うのが、とても自然に思えてきます。

最後にアイデアキャンプの感想も聞かせてもらいました。

  • 歩きながら他の人とアイデアにまつわる話ができるのは新鮮
  • アイデアって部屋の机の前でうんうんと唸りながら出すものだと思っていたけど、気持ちの良い場所でリラックスして良いんだって知ることができた
  • ふだんは話すことが無さそうな人達と一緒にアイデアが出せる道具立て+スタイルが楽しかった

といったコメントをもらいました。アイデアキャンプを開いた甲斐がありました、ホントに。

土曜日の仙台の中心街で、A2の段ボールを小脇に抱えてうろちょろするのは、少し気恥ずかしさもあったようですが、チームサイズ文具を持って出かける「小さな探検」だと思えば、違った気分になると思います。

これからも、いろいろな物理的道具と心理的道具をもって、いろいろな場所へ、いろいろな人達と、小さな探検に行きたいと思います。

とても楽しいアイデアキャンプでした、参加していただいた皆さん、ご協力いただいたハーマンミラーの皆さん、本江さん、どうもありがとうございました。


携帯ホワイトボード、なんとリングノート型

先のエントリーに続いて、携帯ホワイトボードの話題です。

なんと「リングノート」のホワイトボードです。その名もNUboard(ヌーボード)
いやー、オモシロそうで身悶えしそうになりました。

この製品を作っているのは、どこにでも持っていけるホワイトボード「消せる紙(し)」を作っている欧文印刷さんです。
消せる紙(し)はシートにコーティングがされたホワイトボードマーカー用シートで、A4・A3・A1サイズが売られています。段ボールと組み合わせて、自作ホワイトボードを作る時に重宝する製品の一つです。A1サイズの5枚セットが2380円と値段もとてもお求めやすくなっています。紙ではなくPETを使ったブラックボードマーカー用のシート「どこでも黒板」シートもあります。

そのA4サイズがなんとリング型ノートになったんですね。

シートは8ページ。しかも、シートの間には半透明のシートがはさまっているので、白いシートに書いた上に重ね書きをしながらアイデアやコメントを付け加えていくこともできるようです。さらに、ホワイトボードマーカーを挟んでおけるゴムも付いてます。細かいところまで気が配られています。

リングノートとして作られているので、がばって開いて使えばA3サイズとして使えそうです。

Amazonで売られているので、さっそく欲しいと思ったら、だいぶ好評なようで在庫切れとのこと(11/16現在)。
Amazon:ノート型ホワイトボード NUboard(A4変型)

ふだん使っているノートに加えて、このNUboardを持ち歩けば、どんな場所でもすぐにアイデアキャンプが出来そうです。いやー、楽しそうです。


オシャレな携帯ホワイトボード「orator」

文房具の雑誌を眺めていて、オシャレな持ち運びホワイトボードoratorを見つけました。

 持ち運べるサイズのホワイトボードとして使えるシートと、
 組み立てるとスタンドになるケースをセットにしました.
 広いテーブルがあるカフェ、気持ちの良いテラスや公園の芝生の上。
 そんな場所でも、”orator(オーラタ)”をパタパタ広げると、
 自由にアイデアを描けるミーティングスペースが出来上がります。

と紹介されています。
まさにアイデアキャンプです。

ハイタイドという会社のhumというシリーズの中の製品です。
オシャレな文房具をたくさん作っておられるハイタイドさんですが、中でもhumというシリーズはgrafさんとのコラボレーションなんですね。
「そのため、普段”ステーショナリー”というカテゴリーに入らない、
 モビールやスツールのようなアイテムも「考え事をするための道具」として、
 ステーショナリーシリーズ”hum”のラインナップに加わっています。」
とhumのコンセプトが説明されています。grafさんの幅広い活動をみれば、とても納得です。

humのサイトには「アイデア研究室」というコンテンツがあり、「どんな場所でどんな風にアイデアを考えていますか?」といった内容のアンケート結果がたくさん掲載されています。
「考え事をするための道具」と「考えるための場所や空間」の組み合わせも大事、というhumシリーズのコンセプトを現しているのでしょう。

oratorはVividとCalmの2色。オンラインショップで購入できます。ぜひ一度僕も試してみたいと思っています。


アメリカで発見!オフィス向けイーゼル

岩嵜は実は昨年の夏からアメリカに滞在しています。(もうすぐ日本に帰国する予定ですが・・・)

今仕事をしているオフィスでアイデアキャンプ本でも紹介しているイーゼルのようなものを発見。同僚にきくとなんとオフィス向けのイーゼルでした!

プレゼンテーション・イーゼル(Presentation Easel)という名称で一般的に使われているようです。ひと通り検索しましたが、やはり日本には導入されていないようです。

プレゼンテーション・イーゼルには会議室などに固定して使われるものとポータブルなものの二種類があるようです。ポータブルタイプのものはまさにアイデアキャンプ向け。

たしかに、アメリカのオフィスではイーゼルパッドまたはフリップ・チャートとよばれるフックに掛けて使うタイプの模造紙のようなもの(3Mの巨大なポストイット状のイーゼルパッドはここから派生したものです)を使う習慣があり、会議室にはこれらを引っ掛けるための縦長のホワイトボードのようなものが置かれていることがよくあります。

まさかそのポータブルバージョンがあったとは!この文脈からすると当然かもしれませんが、盲点でした。アイデアキャンプの企画を進めていく中で、イーゼルといえば絵画用という認識が既に思い込みになってました(汗)

絵画用イーゼルとの大きな違いはイーゼルパッドを引っ掛けることができるフック付きの横長のバーが付属していることです。サイズも絵画用イーゼルよりは大きめで頑丈にできているような気がします。なによりもボードを受けるフックから上が長めなので、大きめのボードを立てかけても安心の安定度です。