みんなで知能増幅:GIA?CIA?

思想としてのパソコン

思想としてのパソコン です。古い時代の文章が集められていますが、それらの解説をしている西垣通氏の序章も素晴らしいです。今読んでも新鮮というか熱さをビンビンと感じます。

コンピュータが出始めの頃、といってもWindows95が出たとかの頃ではなくって、1950から60年頃のお話。

コンピュータは人が考えるということを代替することができる、いや、人とコンピュータは違うんだ、というさまざまな意見が交わされていました。それぞれの考え方が、人工知能 AI : Artificial Intelligenceと知能増幅 IA : Intelligence amplificationです。

IAは、ウィリアム・ロス・アシュビーという人の1956年の著書で使った “amplifying intelligence” という言葉が元になっているそうです。”The Computer as a Communication Device”という論文で遠隔地とのネットワークアプリケーションを提案し、インターネットの概念を提示したようなリックライダーという人もいました。遠くの人と一緒にIAしよう、ということですね。

この頃に人とコンピュータの関係についてのさまざまな概念が提示されて、今に至っているんですね。
『思想としてのパソコン』という本で、その時代の先人達の思想を見ることができます。数学者やエンジニアも社会を熱く語っていた時代ですね。

特にリックライダーはグループで考えるための道具を考えていたようで(軍事目的だったということもあるんですが)、大型の机や壁をディスプレイとするDesk-Surface Display and ControllやComputer-Posted Wall Displayという考えを表明しました。でも、まだパンチカードでデータを入力したり、ディスプレイも無い時代です。むかしのSFみたいにカタカタと紙がプリントアウトされる頃に、そんなことを考えていたんですね。

アイデアキャンプも仲間と集まった状態での知能を高めるための道具の使い方と環境の作り方でありたいと思っています。それは、Group Intelligence amplifierとでも言えるでしょうか。GIA。Connective Intelligence amplifierだとCIAです。急に怪し気な響きになりますですね(笑)。


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