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ストーリーで考える

参加メンバーの前でストーリーテリング
アイデアを具体化する時、さらにそれを第三者に伝えていく時にストーリー化する、物語化するということが有効です。
物語の効果には主に、1)実現可能性の検証、2)印象に残るアイデアとして伝わるという二つの要素があります。
1)実現可能性の検証
アイデアによってはたった一行でも燦然と輝くすばらしいアイデアに見えることがあります。しかし、しばらく経つとその輝きが急速に薄れてしまい、最初の印象は単なる思い込みでしかなかったのではないかということもしばしば。
そういう時は、アイデアをストーリーに膨らませてみて、本当にユニークかどうか、また実現性があるかどうかを検証してみるとよいでしょう。
ストーリーにする時は、複数のアイデアの断片を組み合わせてみるのも効果的です。よく似たアイデアの断片が立体的に組み合わされ、より説得力のあるアイデアに昇華していく可能性があります。
2)印象に残るアイデアとして伝わる
ストーリー化されたアイデアは、人の記憶に印象深く残りやすいという特徴もあります。
世の中を動かすアイデアの特徴について書かれた「Made to Stick(邦題:アイデアのちから)」の中の6つの要素の一つとしても物語性(Story)が挙げられています。
ストーリー化されたアイデアは、第三者に伝える時もリアリティを持って伝えやすくなりますし、伝えられた方も覚えやすいというメリットがあります。
ストーリーを新規事業開発の際に利用した事例として、スープのフランチャイズチェーンである「Soup Stock Tokyo」の創業時の企画書が物語形式であったことが有名です。
「Soup Stock Tokyo」の運営会社であるスマイルズのホームページの会社沿革のところにも、そのことが記載されていて、スマイルズの歴史の中でもインパクトの大きな重要な出来事として位置づけられていることがわかります。
http://www.smiles.co.jp/index.php?page=history&nav=company
創業者の遠山正道氏の著書「スープで、いきます 商社マンがSoup Stock Tokyoを作る」にその内容が収録されているので興味がある方は一度見てみるとよいかも知れません。
当然ながら企画書作成当時は世の中になかった事業ですが、あたかも10年後の今日の姿を創造しているかのような、そんなリアリティに満ちあふれたすばらしいストーリーです。
