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白銀のプロポーション
おなじみのコクヨのCampusノート。A4、A5、 A6、A7と並べてみました。罫もAで揃えて。ラインナップがたくさんあるのはさすがです。
普段、どんなサイズのノートやメモを使っていますか?紙のサイズの系統には、A列、B列、四六判、菊判などがあります。コンピュータでプリントアウトするならA列のA4かA3、ノートだったらB5を使われる方が多いんじゃないでしょうか。
A列だと、A0を半分に折ったものがA1、A1を半分に折ったものがA2、A2を半分に折ったものがA3、とA10になるまでこれが続いていくよう、設計されています。
設計されている!?ということは、誰かが考えたんですね。A列はドイツの工業規格に準拠していて、B列は日本の江戸時代の公用紙だった美濃紙が元になった美濃判に由来するんだそうです。A0は面積が1㎡、B0は面積が1.5㎡となっていて、どちらも縦横の比が1:√2となっています。
折って半分にしても、もとのサイズと縦横の比率が同じになるようなプロポーションを白銀比と呼ぶのだそうです。黄金比は有名ですけど、ただの事務用品だと思っていた紙のプロポーションは白銀だったんです、渋いですよね。
大工道具の指矩(さしがね)にも、この白銀比を作り出すための目盛りが刻まれていて、なんと法隆寺の五重塔も白銀比でデザインされているのだそうです。じつは紙のモジュールは、日本建築のモジュールの1つでもあった訳ですね。
モジュールっぽく並べ替えてみました。紙と日本建築が同じモジュールで出来ているなんて、建築家のル・コルビュジエもびっくりかもしれませんね。
黄金比が当てはまる建築として有名なのはパルテノン神殿やクフ王のピラミッドなどがあります。ミロのビーナスにも黄金比が隠れているとも言われています。ル・コルビュジェが人体のプロポーションと空間プロポーションを結びつけようとしたモデュロールは、マルセイユの集合住宅ユニテ・ダビタシオンに用いられました。
人と建築ではなく、植物からできた本やノートと建築のプロポーションがつながる。ちょっと空間や世界の認識の違いが垣間見えそうです。
