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(文房具→家具)x(部屋/建物/都市)

(文房具→家具)x(部屋/建物/都市)

「空間をつくる」と言うと都市計画家や建築家、大工さんの仕事のように聞こえるかもしれません。でも「場所をつくる」というのは、またちょっと違う仕事のような気がします。英語で言うとSpaceとPlaceの違いということでしょうか。

場所をわきまえろと言われることはあっても、空間をわきまえろとは言われませんね。「場所の感覚」とは「コミュニティがもっている適切なふるまいについての感覚であり、行動を解釈させ、拘束する文脈」と言えます。「場所の感覚」が共有されていると、場所は人々の「適切なふるまいの枠組み」として作用するのです。何だかむずかしい話になってきました。

アイデアを出すにあたっての「適切なふるまいの枠組み」って何でしょうね。例えば、ブレインストーミングでは、
・質より量
・他人のアイデアは批判しない
・とんでもないアイデアも歓迎する
・メンバーのアイデアを公平に扱う
といった約束ごとがあります。
こうした「適切なふるまいが自然と出てくる」ような状況や空間をつくることが、場所をつくるということになりそうです。

空間や道具のスケールを大きさ順に並べてみると、
 都市→建物→部屋→家具→文房具
となりますが、中でもアイデアキャンプでは、自分達で文房具を組み合わせて家具スケールの場所を作り出し、都市や建物のいろんな所で使ってみようという試みです。
なので、
(文房具→家具)×(部屋/建物/都市)
とでも表すことができそうです。

パーソナルスケールの道具をグループスケールの道具へと連携・展開しつつ、それらの総体が空間へと連なっているような感覚。個人どうしのインタラクションから生成される柔らかな場所を、空間に定着させていくための仕組み、とも言えるかもしれません。

Pubulished on : 2008/12/14 By : naka