ホワイトボードサイコロ

TV番組の「すべらない話」、は知っているだろうか? お笑い芸人が円卓を囲み、サイコロの各面に数字ではなく、参加者の名前が書いてある。中央に座る松本人志がサイを振り、名前が出た人が、「すべらない話」を披露しなければならない、というゲーム。そのロシアンルーレット的なシンプルなシステムと緊張感が功を奏し、深夜の人気番組になっている。
この番組では、芸人の隠れた能力を覚醒させることがよくある。日頃はそこまで話さない芸人が、このフォーマットの上では異常な能力を発揮することがあるのだ。追い詰められ、絞り出すように語ったエピソードに隠された破壊力がある。

ホワイトボードサイコロは、「すべらない話」のフォーマットを援用したブレストツール。ミーティングテーブルを囲んだメンバーの名前を、ホワイトボード素材でつくられたサイコロに書き込む。それを振って、名前が出た人は必ず意見なり、アイディアなりを発言しなければならない。ゲーム感覚のブレストツールだ。必ずしも「すべらないアイディア」を出さなければいけないわけではない。ただし、「すべらない話」で実力を見せた芸人が、一気にメジャーへの階段を登っていくこともある。いつもは寡黙なメンバーでも、こういう強引な発言機会をつくることで、意外な才能、アイディアを引き出すきっかけにもなるのだ。


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