笑う門にはアイデア来る?:東大・暦本研のSmiling Makes Us Happier

アイデアキャンプではアナログな道具ばかりを使っていますが、中西は大学ではデジタルな情報環境の研究をしています。先日、北京で開かれたACM Ubicomp2011という情報系の国際会議に参加してきました。

そこで東京大学の暦本純一教授が「Smiling Makes Us Happier: Enhancing Positive Mood and Communication with Smile-Encouraging Digital Appliances」という研究を発表されていました(発表のスライド+ビデオが↓に)。
デジカメのスマイルシャッターの機能を使って、あなたは今笑っていませんよと語りかけてくる鏡や、笑わないと開かない冷蔵庫を使っていると、人の顔がだんだん変わってくるというシステムが紹介されました。この会議でいちばんウケていた発表だったと思います。

「笑う門には福来る」と言いますが、それを裏付けるような心理学の研究例も参照しつつ、情報環境が良いフィードバックを提供すれば人はよりポジティブに生活できる、という提案です。
発表ではそうした例として、カロリーを消費しないと開かない電子レンジや、笑顔でないと入れない会議室、というものも紹介されました。みんなが笑っていれば会議やブレストも盛り上がり、良いアイデアが出るんでは?ともおっしゃられていました。

発表の次の日にホテルの朝ご飯をご一緒させていただいたのですが、アイデアキャンプの狙いも、自然とリラックスできて笑顔でいられる場所で発想すると良いアイデアが出るんでは?ということなんです、とお話をしたら「なるほどー」とおっしゃられていました。

アイデアキャンプでは、良いとされる行為をしたらよりその行為が促進されるというフィードバックループを特に組み込んでははいませんが、デジタルな情報環境を取り込んでいくことも少し考えていきたいと思いました。


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